フォトショップとイラストレーターの違い
フォトショップ
ビットマップデータ (点の集合体)。
デジカメ画像などの加工。
イラストレーター
ベクトルデータ (拡大しても滑らか)。
文字やイラストが得意。
チラシなどを作るとき、フォトショップとイラストレーターどちらを使うのか
どちらも使う。
フォトショップで写真画像を加工して、イラストレーターで配置し、文字などを入力する。
環境設定
単位・定規
印刷物の場合は、定規を[mm]、文字を[point]に。
WEBの場合は、定規を[pixel]、文字を[pixel]に。
定規の表示
表示 → 定規で、画面に定規が表示される。よく使う機能。
ショートカットキーは、Ctrl(command) + R。
表示された定規からドラッグ&ドロップすると、ガイドを表示できる。
ガイドを消したい場合は、逆にガイドを定規の方へドラッグ&ドロップする。
グリッドの表示
表示 → 表示・非表示 → グリッド。
グリッドの設定は、編集 → 環境設定 → ガイド・グリッド・スライス。
写真補正の順序
工程1.角度を変更する / トリミング
※トリミングとは、不要な部分を切り取ること
写真画像は傾いていることが多い。まずそれを修正する。
工程2.画像サイズの変更
最終仕上がり予定のサイズに変更する。
工程3.不要な物の削除
ゴミや、肌のシミなどの不要な物を消す。
工程4.カラーモードを決める
グレースケール・・・白黒
RGBモード・・・パソコンやテレビなどのモニタで使用する画像を作成する場合
CMYKモード・・・印刷用途(ポスター・チラシ)での画像を作成する場合
工程5.色の補正
画像全体の色味の補正を行う。
工程6.シャープ
補正・加工を重ねると画像が劣化してしまう。
(言い換えると画像がボケてきてしまう)
それをシャープをかけることで、輪郭をハッキリさせる。
回転/トリミング/ヒストリー
回転
イメージ → 画像の回転
まず、画像全体の傾きを修正する。
ただ、何度傾いているのかわからない。
そういう場合、
スポイトツール(長押し) → ものさしツール
今は傾いているが基準にしたい物(建物など)の始点と終点をクリック。
そして、イメージ → 画像の回転 → 角度入力をクリック。
すると自動で角度が入力される。
トリミング
1.トリミングツールを選択
2.画像全体をドラッグ
3.四辺を内側にドラッグ&ドロップして、必要な部分を選択する
4.ENTER
※元画像の縦横比を維持したい場合
縦横比を維持したい場合は、SHIFTキーを押しながらドラッグ。
縦横比を維持し、かつ画像中央から選択したい場合は、SHIFT + ALT (OPTION) + ドラッグ。
1回分だけ ・・・ Ctrl + Z
複数回分戻す場合 ・・・ ウィンドウ → ヒストリー (作業履歴) で、戻りたい場所を選択
解像度の変更
解像度とは、1インチ内に、どれだけのピクセル(画像の粒)があるかを示す。
解像度の目安は、下記の通り。
商業印刷 → 300 ~ 350 pixel /inch
家庭用プリンター → 150 ~ 200 pixel /inch
HP用素材 → 72 pixel /inch
画像解像度が高いとファイル容量は大きくなる。
イメージ → 画像解像度
ピクセル数を変更する。
画像の再サンプルには必ずチェックを入れること。
サイズの小さい画像を大きくすると、画像がかなり劣化するので、基本的にはしない。
コピースタンプ (不要物の削除)
不要な物を削除する際によく使用する機能。
ツールボックスのコピースタンプを選択。
基準の場所を選ぶので、ALT (OPTION) を押しながらクリック。
その後ドラッグする。
すると、基準の場所を元に、置き換わっていく。
肌のシミ消し、空、海などの不要物の削除に使いやすい。
ポイントは下記。
1.ブラシのサイズを細かく変更する
2.基準点を細かく変更する (なるべく近くの物を基準にするとより自然になる)
スポット修復ブラシ/修復ブラシ/パッチ
スポット修復ブラシ
ツールボックス → スポット修復ブラシツール
コピースタンプツールとの違いは、コピー元となる基準点を指定しなくてよい点。
ドラッグすると、周囲の色を分析して馴染ませてくれる。
小さなものを効率的に消す、ことに向いている。(大きいものには不向き)
修復ブラシ
ツールボックス → スポット修復ブラシ(長押し) → 修復ブラシツール
コピースタンプツールとの違いは、周りの画像と馴染ませながら置き換える点。
ALT (OPTION)を押して、基準点を選択し、その後ドラッグ。
とある物の複製なども可能。
周囲の色と馴染ませてしまうので、色がボケてしまう可能性もある。
パッチ
ツールボックス → スポット修復ブラシ(長押し) → パッチツール
1.消したいものをドラッグして囲み、範囲を選択する
2.選択した範囲を置き換えたい場所までドラッグして移動させる
3.選択範囲 → 選択を解除で、選択範囲を解除する
よく使う機能!ショートカットキーは、Ctrl(COMMAND) + D
レベル補正
画像全体の明るさの補正。
イメージ → 色調補正 → レベル補正
グラフは、左側:黒の量、右側:白の量みたいな感じ。
グラフ下の▲で調整する。
暗い部分をより暗く、明るい部分をより明るく、そういった調整ができる。
トーンカーブ
画像全体の色合いを調整。
イメージ → 色調補正 → トーンカーブ
線の上でドラッグ&ドロップをすると、ポイントが追加されて調整が可能。
レベル補正よりもより柔軟な設定が可能。
ポイントをはずす時は、画面外でドラッグする。
グラフ下の▲でも調整可能。
操作は感覚で覚えるべし。
シャープ
加工の最後にシャープをかけると、ボヤけた画像が締まる。
フィルタ → シャープ
・アンシャープマスク
自分で設定する。
– 量: シャープをかける量
– 半径: きつくかけたり、弱くかけたり? 画像の大きさによる
– しきい値: コントラストとの関連性がある? よくわからん
・シャープ
シャープがかかる。
・シャープ (強)
強めにシャープがかかる。
・シャープ (輪郭のみ)
自然な感じでシャープをかけたい時におすすめ。
・スマートシャープ
保存
ファイル → 保存
ファイル形式
– PSD
Photoshop形式。
– EPS
イラストレーターなどに配置する場合。